仕事の締め切りが重なり、睡眠不足とストレスが続いていたある月、ふと気づくと生理の予定日を十日ほど過ぎていました。以前から多少のズレはあったものの、これほどまでに遅れるのは初めてで、カレンダーを見るたびに焦りが募る日々を過ごしました。妊娠の可能性はないと分かっていても、心の中では「何か恐ろしい病気なのではないか」という疑念が渦巻き、仕事中も上の空になってしまうほどでした。インターネットで検索を繰り返すと「一ヶ月くらいなら様子見で大丈夫」という意見もあれば「すぐに受診すべき」という記事もあり、余計に混乱してしまいました。結局、予定日から二週間が経過した頃、朝起きたときの冷え込みとともに感じた体の重さに耐えかね、私は意を決して近所の婦人科を予約しました。初めて行く婦人科は独特の緊張感がありましたが、受付の方が優しく対応してくれたことで少しだけ肩の力が抜けました。診察室で医師に今の状況を正直に話すと、先生は「頑張りすぎたんですね。体は正直ですよ」と静かに言ってくれました。超音波検査の結果、子宮や卵巣に明らかな異常はなく、血液検査でも致命的なホルモン異常は見つかりませんでしたが、ストレスによる一時的な排卵の遅れであることが判明しました。医師からは、ホルモンバランスを整えるためのアドバイスを受け、数日分の薬を処方されました。驚いたことに、診察を受けて「大丈夫だ」という確証を得たわずか三日後、あれほど頑固に来なかった生理が始まったのです。私の不安そのものが、最後のブレーキになっていたのかもしれません。この体験を通して学んだのは、生理が来ないときに一人で悩み続けることの無意味さと、専門家に頼ることの安心感です。病院へ行くことは、単に病気を見つけるためだけではなく、自分の生活を見つめ直し、体に寄り添うきっかけをくれる儀式のようなものだとも感じました。もし今、予定日を過ぎてスマートフォンを片手に受診を迷っている人がいるなら、その「迷っている時間」を「自分を労わる時間」に変えるためにも、早めに医師の診察を受けることをお勧めしたいです。自分の体のリズムをプロと一緒に確認することで、これからの毎日をずっと穏やかな気持ちで過ごせるようになるはずですから。
予定日を過ぎて不安な私が婦人科の門を叩くまで