先週の金曜日、仕事中に急な寒気を感じたかと思うと、一気に体温が三十九度まで上がってしまいました。節々の痛みもひどく、これは間違いなくインフルエンザだと思い、翌朝一番で近所の内科クリニックに駆け込みました。受付で保険証を提示し、問診票に昨夜からの症状を詳しく書き込みました。診察室に呼ばれると、先生が喉の腫れを確認し、インフルエンザの迅速検査を行うことになりました。細い綿棒を鼻の奥に入れられるあの独特の痛みには何度経験しても慣れませんが、背に腹は代えられません。結果が出るまで十五分ほど待合室で過ごしている間、ふと気になったのが今日の支払額でした。もし保険が効かなかったらどうしようという不安がよぎりましたが、会計の際に渡された診療明細書を見て安心しました。私のように明らかな発熱と全身症状がある場合、検査はしっかりと保険診療として扱われていました。明細書を詳しく確認すると、初診料に加えてインフルエンザウイルス抗原精密測定という項目があり、そこに保険点数が割り振られていました。私の窓口負担は三割だったので、薬代を除いた診察と検査の合計で三千五百円ほどでした。もしこれが全額自己負担の自由診療だったら、一万円近く払わなければならなかったかと思うと、日本の公的医療保険制度のありがたみが身に染みます。以前、会社の同僚が「家族がインフルエンザになったから、自分も念のために検査したけれど保険が効かなくて高かった」と話していたのを思い出しました。その同僚は無症状だったため、予防のための検査とみなされたのでしょう。私の場合は、明らかにウイルスと戦っている状態だったからこそ、診断のための医療行為として認められたのだと理解しました。処方されたタミフルを飲んで二日ほど安静にしたところ、熱も下がり体調も回復しましたが、あの時の迅速な検査があったからこそ、周囲に感染を広げる前に適切な対応ができました。医療費の負担が抑えられているおかげで、私たち労働者は迷わずに病院へ行くことができます。ただ、保険適用になるためには医師の診察が不可欠であり、自分の判断だけで検査を強要することはできないという点も、今回の受診で学びました。これからも流行期には手洗いうがいを徹底しつつ、もし異変を感じたら、保険証を持って早めに専門家の判断を仰ぐようにしたいと強く感じた出来事でした。
突然の発熱で受けたインフルエンザ検査と保険適用の話