赤ちゃんが突発性発疹で高熱を出している時、親として最も心配なことの一つが、食事と水分補給です。熱がある時は、普段よりもエネルギーを消費し、汗をかくことで体から水分が失われやすくなります。しかし、赤ちゃんは体調が悪いと食欲が落ち、なかなか水分を摂ってくれないこともあり、親はどのように対応すべきか頭を悩ませるでしょう。私も子どもの突発性発疹時に、いかにして水分と栄養を確保するか、試行錯誤した経験があります。突発性発疹で発熱中の赤ちゃんに最も大切なのは、脱水症状を防ぐための十分な水分補給です。高熱が続くと体内の水分が失われやすくなるため、こまめに水分を与えるように心がけましょう。母乳を飲んでいる赤ちゃんには、欲しがるだけ頻回に授乳してください。ミルクを飲んでいる赤ちゃんには、普段通りのミルクの濃度で、少量ずつ回数を増やして与えるのが良いでしょう。離乳食を始めている赤ちゃんには、赤ちゃん用の経口補水液や薄めた麦茶、りんごジュースなどをスプーンやストローで少しずつ飲ませてあげてください。一度にたくさん飲ませようとすると、赤ちゃんが嫌がったり、吐いてしまったりすることがあるため、少量ずつ、数分おきに与えるのがポイントです。食欲がない時に無理強いすると、かえって赤ちゃんにストレスを与えてしまいます。食べられるものを、食べられる量だけ与えるというスタンスで臨みましょう。離乳食を進めている赤ちゃんの場合、食事は消化しやすく、のどごしの良いものがおすすめです。例えば、おかゆ、うどん、豆腐、白身魚、柔らかく煮た野菜などを、細かく刻んだり、すりつぶしたりして与えると良いでしょう。ゼリーやプリンなど、赤ちゃんが好むものであれば、水分や糖分補給にもなります。市販のベビーフードも、栄養バランスが考慮されており、調理の手間も省けるため、活用するのも一つの手です。 熱が下がって発疹が出始め、赤ちゃんの機嫌が回復してくると、徐々に食欲も戻ってきます。この段階でも、いきなり普段の食事に戻すのではなく、消化に良いものを中心に、少しずつ量を増やしていくようにしましょう。油分の多いものや刺激物、繊維質の多いものは、胃腸に負担をかける可能性があるため、回復期には避けた方が無難です。