ものもらいと食生活の意外な関係
ものもらいと聞くと、目の周りの衛生状態ばかりに目が行きがちですが、実は日々の食生活もその発生に大きく関わっている可能性があると言えるでしょう。私たちの体が細菌やウイルスと戦う免疫力は、食事によって大きく左右されるからです。例えば、ビタミンAは目の粘膜を健康に保つために不可欠な栄養素になってきます。粘膜が健康であれば、外部からの細菌の侵入に対するバリア機能が高めてくれます。ビタミンAは、レバーやうなぎ、卵黄、そして緑黄色野菜(人参、ほうれん草など)に豊富に含まれています。また、ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、免疫細胞の働きをサポートします。オレンジなどの柑橘類、イチゴ、ピーマンなどに多く含まれています。さらに、ビタミンEも抗酸化作用があるので、細胞の健康を保つことで、免疫力維持に貢献します。ナッツ類、植物油、アボカドなどに豊富です。一方で、高脂肪食や加工食品の過剰摂取は、腸内環境を悪化させ、免疫力低下につながる可能性があると指摘されています。腸は「第二の脳」とも呼ばれ、全身の免疫システムの約7割が集まっていると言われています。したがって、腸内環境を整えることは、ものもらいを含む様々な感染症予防に繋がります。発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)や食物繊維を多く含む食品を積極的に取り入れ、バランスの取れた食生活を日常的に心がけることが、ものもらい予防の隠れた鍵となるかもしれません。